6月26日土曜日。待ちに待った西山ファミリー環境探検隊の開催。天候は清々しい晴れ模様！とはいきませんでしたが、梅雨の時期を考えると雨が降らなかっただけでも良かったかもしれません。
昨年は新型コロナウイルスの影響により、ほぼ全てのイベントが中止になってしまったため、1年越しのイベント開催となりました。
プログラムは新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、いつも実施している内容をほぼ一新した、「竹チップ作り体験」や「クイズラリー」、「カブトムシのお家づくり」を新規に取り入れました。また今年は例年より人数を絞り、5組17名のご家族が参加してくださいました。
そしてイベント当日。曇り空で今にも降り出しそうな空模様でしたが、天気予報を信じイベントがスタート！まずは簡単にスタッフのあいさつとプログラムの説明を行いました。その後は全員で準備体操。6月の下旬ともあって軽く体操をするだけでもジワーと汗ばんできます。
体が程よくほぐれたところで、最初のプログラムである「竹チップ作り体験」を行います。竹チップを作るために竹チッパーという機械を用いるのですが、皆さん初めて見たためか、大人も子どもも興味津々でした。
そしていざ竹を投入！
バリバリバリとすさまじい音が西代里山公園に鳴り響きます。1本目の竹が砕き終わるころには、子どもたちはみんなびっくりした表情になっていました。さて、ここから子どもたちに投入してもらう番です！
．．．がなかなか手が挙がらない。
最初の音に相当びっくりしてしまったのかもしれません。ただ保護者の方に背中を押されてやってみたいという手がポツリポツリ上がりだすと、連鎖するかのように子どもたちみんなやりたいと言ってくれるようになりました。
実際に体験した子どもたちからは「最初は怖かったけど、やってみると大丈夫だった。」という声も聞くことができました。
続きましては「さつまいもの苗植え」を行いに畑へと移動しました。苗植えは毎年実施している定番のプログラムです。
実際に植える前に、簡単なやり方を聞いていざ実践！
当イベントのリピーターの子どもたちが何人かいてくれたので、植え方が分かる子はどんどん植えていき、分からない子はできる子を参考に、みんなテンポよく苗植えをしてくれていました。
さつまいもは秋のイベントで収穫&プレゼントする予定としています。みんな十分に植え終わることができたので、ここから自然観察兼クイズラリーのスタートです！
今年の自然観察はキャンプ場までの道中にクイズの出題者が立っており、正解した人からシールを貰って先に進むことができるというゲーム形式となっています。
子どもたちは最初にもらった探検手帳にシールを貼り貯めていきます。クイズの内容は、西山にまつわることや、植物のことなど多肢にわたります。
あれかな？これかな？
と子どもたちの話し合う声が聞こえ、一生懸命悩んでいる様子が伝わってきました。
山中には、色々な昆虫や、動物の足あとなども発見することができ、クイズ以外の楽しみを見つけながら、キャンプ場まで自然観察を行うことができました。子どもたちの中には、持ってきた虫かごに5,6種類の虫を入れている子もおり、「色んな虫を見つけられてすごく楽しい。」との声を聞くことができました。
見事道中のクイズに全問正解し、キャンプ場についた子どもたちは続いてカブトムシの生態についてのお話を聞きました。
カブトムシはどのようにして飛ぶのか、どういった一生を過ごすのかなど、身振り手振りでの説明にみんな釘付けでした。
お話を聞いた後に今度はカブトムシのお家づくりを行いました。丸太を円形に並べた枠組みに、最初子どもたちに作ってもらった竹チップをいっぱいになるまで入れてもらいます。しかしお家の敷地が広かったのか、入れれど入れれど
なかなかいっぱいにならない…
そんな中、子どもたちはスコップを二刀流にしたり、ショベルを使ってみたりなど様々な工夫を凝らし、汗だくになりながら頑張ってくれました。
そのおかげで、無事全ての竹チップを入れることができ、立派なお家を作ることができました。また来年以降カブトムシの幼虫がいるのか、観察していきたいと思います。
最後にイベントの総括を行い、誰もケガをすることなく無事に終了することができました。
終了後も、サワガニを捕まえたり、探検手帳に書いてある植物を探したりと、子どもたちは様々な経験をしながら下山していました。
新型コロナウイルスが蔓延し、なかなかイベントが行えない中で、今回開催できてよかったです。子どもたちの遊ぶ場所が規制され、今まで通り友達と会えないストレスを、少しでも今回の自然遊びを通じて発散し楽しんでもらえたらうれしく思います。
次回のイベント開催は8月28日（土）を予定しています。詳細は広報長岡京8月号に掲載予定です。夏の西山も魅力いっぱいですのでぜひご参加下さい！
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