西山森林整備推進協議会の構成団体でもある「NPO法人竹の学校」は、平成28年から大阪府立茨木高校の竹林整備実習の受入れを行ってきました。
昨年は、コロナウィルスの影響により、残念ながら実施を見送りましたが、今年は、茨木高校の生徒さんと教員の方々、約30名が参加し竹の搬出・搬入作業を実施することができました!
例年は、伐採から搬入まで、一連の整備実習を行っているのですが、今回はコロナウィルス感染拡大防止の観点から、受入れ人数を減らして、搬出・搬入作業のみ実施しました。その代わりとして、生徒さんの目の前で、伐採デモンストレーションを行いました。初めて見る生徒も多かったと思います。整備する様子が少しイメージできたのではないでしょうか。
デモンストレーションを見学した後、いよいよ竹の運び出し作業がスタート!
1本4mの竹を200本、トラックに積み込みます。竹とはいえ4mともなると重いので、はじめは2人1組で運んでいましたが、途中から、力持ちの男子生徒たちが1人で1本を運んでくれたので、作業がはかどりました!
最後は、バケツリレー方式です。みんなで声を掛け合いながら竹をパスしていきました。
200本以上の竹は、トラックに載せられて茨木高校へと出発しました。搬出作業完了です!ここからは、学校で待機している生徒さんたちにバトンタッチ。竹は無事到着し、搬入作業が完了しました。
茨木高校では、毎年体育祭で各組が巨大なマスコットを製作されており、今回運び出した竹はその基礎部分として活用されます。完成が楽しみです!
先輩の代から続く伝統と、自分たちの手で竹林をきれいにする活動を守り続けるために尽力されている、生徒会や体育委員をはじめとした茨木高校のみなさん、そして、この日のために日頃の活動の中、100本以上の竹を伐採し、玉切りにする等の事前準備をすすめてくださったNPO法人竹の学校のボランティアさん、
ありがとうございました!
いろいろな方のご協力があってこそ、続けられている活動です。
竹を使うことが竹林の整備に繋がっていること、人の手が入ることで豊かな自然が守られているということ、そして身近な自然を守るために活動しているボランティアの存在を、若い世代に知ってもらう貴重な機会となっています。
西山森林整備推進協議会としても、この活動が続けられるように今後も連携をすすめていきます。
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